【財務分析】子供に大人気のタカラトミーは優待狙いで購入してよいか?

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こちらの記事で、タカラトミーの優待について書いてみました。

今日はタカラトミーの財務データから、購入の可否を検討してみたいと思います。

タカラトミーの直近の業績は?

2020年4月15日現在の情報では、このようになっていますね。

直近売上は3年度前と比較すると売上は8%増加しており、経常利益はなんと9倍近くの伸びとなっています。ただこれは2016年度に営業外損失が大きくて経常利益が大きく落ち込んだことが影響していると思われるので、そのまま受け取ることはできなさそうです。そうはいっても粗利率は改善しているし売上も伸びているので、業績は順調とみていいと思います。経常利益率が8%というのも、まずまず合格点かと思います。

配当金は直近実績で見る限りは低く、ここまで株価が下がっている状態でも、配当利回りは0.19%に過ぎません。これまでの配当実績を見てもこれより低水準だし、配当性向を公表しているわけではないので、配当目的で買うような銘柄ではない、と言えます。

ROEやROAといった指標は10前後で、まあそこそこいいのではないかと思います。

私が財務健全性と利益創出能力の指標と考えている利益剰余金率は32%なので、それほど高いわけではないです。一方で有利子負債率も23.5%と高くないので、財務健全性については、良くも悪くもない中立的なところ、でしょう。

タカラトミーの割安度は?

株価の割高・割安度を示すPERとPBRに関しては、特に高すぎるという感じはしません。この元になっている予想純利益は、おそらく(2020年4月時点の)コロナウイルスによる市況悪化の影響や、生産体制の混乱によってかなり影響を受けると思うので油断はできません。が、子供用おもちゃへの需要自体は底堅く推移するのではないかというのが私の個人的な考えです。データを持っているわけではないですが、おもちゃの単価というのは高額化する傾向があるし、強い定番シリーズのあるブランドは相対的に強いのではないかと思っています。

実は2020年1月29日に優待目当てで1,200円で購入したのですが、その後株価は大幅に下落して4月15日現在では827円まで大幅に値下がりをしました。ここまで下がった時点で買えば、株主優待目的で購入するには妥当だったのだろうと思います。

タカラトミーの株を購入するべきか?

より高い株主優待の1,000株から2,000株を購入するには150万円以上の資金が必要になるので、そこまで投資するとすれば、

  • 運用資産が1,000万円以上で余裕がある人
  • タカラトミー製品に相当の愛着を感じている人

という条件が付くのではないかと思います。

タカラトミーの株を買おうと思ったら

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