【レビュー】10万円から始める小型株集中投資で1億円(遠藤洋)

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どうしても資産運用で生計を立てたい考えの自分としては、とにかく配当金で生活していけるだけの原資を稼ぎたい。そういうときに、年利数%の利回りや値上がり益を重ねても、なかなか必要な資産額には届かない。仮に手元資金1,000万円を投資に回せたとして、配当利回り+値上がり益で毎年10%の資産を増やせたとしても、10年後にこれがいくらになるかというと2,300万円ぐらいだ。10年で2倍というのはもちろん大きいが、これだと配当生活には届かない。配当生活に到達し、脱会社員を実現するためには、1億円というのがどうしても必要なレベルだ。

するとこういう本が自然と視野に入ってくるものだ。

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作者遠藤洋氏について

僕が憧れる自由人の象徴のような人物である。この本の巻末あたりにある1か月の生活というのが紹介されていた。海外を遊ぶように飛び回りながら、現地で多少の仕事をしてさらに稼ぎを増やしていくというスタイルだ。

経歴としては東京理科大学卒業、トラベルコを運営するオープンドアに就職、株式投資に成功して26歳で起業、と華々しい。世間一般の人が思い描くような、大企業に就職して安定した生活を送るという価値観とは少し違ったものを当初からはぐくんでいたのではないかと思えるし、そのあたりから勝利の方程式がかなり見えていたのではないかと思う。周りの人に流されないとか、本当に価値あるものを見極める力があるということだ。僕なんかは常に恐怖心から勉強したり働いたりしていて、違和感を感じてもそれを何らかの行動で試すという勇気を持てないまま、ここまで生きてきしまった。この本の作者はおそらくそれとは真逆の生き方をしてきたと思われる。

まず自分の価値基準でいいと思うことをはっきりさせる。そして、それを覚悟を持って選択し、その選択が正しいものになるように努力を続けていく。現代人としてあるべき姿だ。人に流されて、なんとなく、生きてきてしまった人とはクオリティが違う。僕自身は、価値観としてはそうありたいと思っては来たし、何も考えなかったわけではない。しかしその考え方をきちんと整理し、行動に移すということをしてこなかったことで、30代にして経済的な自由を手に入れたこの作者と、40代にしてこの先も経済的不安しかない僕のような人間という、圧倒的な違いが生まれた。

この作者の価値観と鑑識眼が確かなことを証明するのが、「 成長が見込める小型株への集中投資 」というスタイルの成功という実績だ。本書内でもいくつか紹介されているが、「ガンホー」や「いきなりステーキ」のような新興サービス業への投資で短期間で資産を数倍から数十倍に増やしていく。その投資哲学がこれだ。

誰もが知っている大企業よりも小さい会社、分散投資よりも集中投資が個人投資家にとって最善の投資戦略である

https://official.hiroshi-endo.com/

「卵は一つのかごに盛るな」というポリシーに従って、幅広く分散投資することでリスク回避をすることが世間の常識になっているが、遠藤氏の戦略は異なる。数十万円、数百万円の少額資産を分散したところでその効果は低いうえに、分散先の銘柄への注意が散漫になるだけだ。それよりも自分で徹底的に調べて信頼できる小型銘柄に集中投資するべき、というのが作者の成功のための戦略である。

どうやって短期で急上昇する銘柄を見つけるのか

遠藤氏の銘柄選びのポイントの概要を記すとこのようなことになる。

銘柄の見つけ方

注目すべきポイントが挙げられているが、いずれもそれを鵜呑みにするというよりは、その現象をよく考察したり、原因を考えたりするというところが重要になる。

  • 日経トレンディなどの雑誌ではやっているもの、人気のあるものに目を付け、その理由や背景を考える。
  • 最近広告をよく見かけるようになった企業について調べてみる。
  • 人が何に金を使っているのかを普段の会話から感じる。
  • 子供の間で何が流行っているのかについて情報のアンテナを張る。
  • トップツイートやヤフーニュースを見て、そのニュースで得をする会社はどこかを考える。

購入前の銘柄のチェックポイント

遠藤氏が挙げている主なポイントは下記のようなもので、短期で急上昇する銘柄の特徴といえるものであろうと推測できる。

  • 上場して5年以内
  • 時価総額300億円以下
  • 創業者が現役社長で大株主
  • 社員の平均年齢が若い
  • 製品が魅力的
  • 株価が上昇トレンド

購入後のチェックポイント

株式を購入した後に注目するべきする点も明記されている。少数銘柄に集中投資するからこそできる内容である。

  • ビジネスにトラブルが生じていないか
  • 経営方針に変更はないか
  • 経営陣の自社株保有に変更はないか
  • 売上や利益は想定通りに伸びているか

検討した銘柄

作者に壮絶な羨望を感じながら、言っていることはそこそこ納得できるので、その基準に基づいていくつか銘柄を検討してみた。

4745 東京個別
4723 日本SHL
2391 プラネット
9628 燦ホールディングス
3963 シンクロフード

僕の性格上どうしても財務健全性、配当などに目が行ってしまい、そもそも価値のあるサービスを提供しているか、とか流行しそうな気配があるか、などというマーケターの視点がどうしても弱い。そういう意味で、「遠藤銘柄」該当度は半分もないかもしれない。まだまだ僕の情報収集能力やアンテナ感度が低いと言わざるを得ないだろう。このような鑑識眼を20代にして手にしていた遠藤氏の能力にはやはり、脱帽せざるを得ない。

現状では僕のポートフォリオはかなり広範に拡散している。特に今は、高配当銘柄や優待銘柄を重視して購入しているので、この本にあるような中小株集中投資はできていない。まだそれに値する銘柄を見いだせてもいない。しかしやはり、脱会社員を目指すには少なくとも投資額の2-3割はこのような銘柄に投じる必要があると、この記事を書いて改めて思った。

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