優待狙いのオリエンタルランド購入は本当にお得か?株でディズニーを楽しむ方法。

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妻みさえ
妻みさえ

子供がディズニーランド行きたい言うてるで。

夫ひろと
夫ひろと

行きたい言うても、子供が行くのはトゥーンタウンだけでしょ?大人が好きそうなやつって怖がって乗らないし、そもそも行列に並べるかな。。。

妻みさえ
妻みさえ

ホテルに泊まるのも楽しみにしてるみたい。あんたの株で何とかならへんの?

夫ひろと
夫ひろと

うぎょ、泊りかいな。。。ディズニーランドと言えばオリエンタルランド(4661)か。

ディズニーランドの入場チケットが提供される、オリエンタルランドの株主優待は有名ですね。この優待を目的にオリエンタルランドの株式を購入を、と考える方がいるかもしれません。しかしいくつかの理由で私はあまりお得だとは思いません。という話を書いてみたいと思います。

オリエンタルランドの株主優待内容は?

公式サイトにはこのように説明されています。

9月末日、3月末日の年2回を割当基準日*とし、その時点における株主名簿に記録の所有株式数に応じて、株主用パスポートをお配りしています。

http://www.olc.co.jp/ja/ir/benefit.html

まとめるとこのような感じになります。

オリエンタルランドの株主優待は、
・ディズニーランドもしくはディズニーシーで使える、「1デーパスポート」
・100株持っている場合は3月末に1枚のパスポートの権利が発生
・400株以上持っている場合は3月末と9月末の年2回、それぞれ1枚のパスポートの権利が発生
・発送される時期は、3月末に権利を取得した場合6月上旬、9月末に権利を取得した場合は12月上旬
 

オリエンタルランドの株主優待はお得ではないのか?

これがどうしてお得でないと思うかというと、オリエンタルランドの株価がものすごく高いからです。

2012年以降、オリエンタルランドの株価は急伸し、それまで1,000円台だったものが、現在では10,000円以上のところで推移しています。

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夫ひろと
夫ひろと

100株の株主優待、つまり1枚の1デーパスポートを手に入れるために必要な資金は100万円から150万円ということになりますね。

妻みさえ
妻みさえ

うわー。。。150万かいな。

一方でディズニーランド/シーの1デーパスポートの値段は8,200円です。

オリエンタルランドは、直近の2020年3月期では年間に44円の配当を出しています。したがって、配当金と株主優待を合わせると、8,200円+4,400円(税前)=12,600円相当の利回りが得られることになります。

仮に15,000円で100株を購入できたとしても、利回りは0.84%です。これはものすごく低い数字です。

8,200円の入場料が高いと思う人にとって、150万円の株への投資が「安い」と感じられるますか?そして150万円を投じた結果得られる1デーパスポート年に1枚と4,400円の配当(実際には税金が約20%引かれるので約3,500円)が十分な投資成果と思えますか?

ディズニーランドに行くということは入場するだけでなく、その往復の交通費、園内での飲食費、お土産の購入費など様々なお金がかかります。

複数で行く場合は1デーパスポート2人目以降の入場料も実費で払わなくてはなりません。

このように考えると、1枚の1デーパスポートを入手するためにオリエンタルランドの株を買うというのはやや合理的ではないという気がしますね。

株を購入する場合、値上がり益というのも期待収益の一つではあります。15,000円で購入した株が16,000円に上がれば、それだけで10万円の値上がり益を手にできますので、これが実現すれば1デーパスポート12枚分に相当します。

しかし同時に株が値下がりして10万円の損失を抱えるというリスクもありますので、8,200円が高いと思う人にとってはこれは精神的にはかなりきついのではないかと思います。

ディズニーランドに行くのにお得な方法は?

妻みさえ
妻みさえ

そらちょっときついなあ。なんとかなれへんの、あんたの好きな資産運用テクニックで。

夫ひろと
夫ひろと

んー、まあ、150万円かけなくて2人分の入場料ぐらいを低いリスクで稼ぐ方法は、なきにしもあらずかな。

もし150万円はきついけど、ディズニーランドに行く資金を株で稼ぎたい、という場合は、ある程度高配当で配当実績が安定している銘柄の株を購入するほうが、有効な資金の活用法ではないかと思います。

例えばこのような銘柄は、配当利回りが高く、規模が大きいあるいは財務基盤が強固なので、そうそう簡単に倒産することは考えにくいものです。

2020年度は軒並み業績の低下が予想されますが、これらの会社は配当を維持するだけの原資は豊富なので、多少の配当減があったとしても、大幅な減少や無配当ということにはならないと私は思っています。

100株購入に必要な資金で得られる配当金額を見てみてください。(黄色の部分)

最も配当利回りの低いKDDIであっても、購入資金約30万円に対して9,164円の配当がもらえることになります。これを300株保有すれば、必要資金約90万円で27,500円の配当を受け取ることができます。

これだと2人分のディズニー入場券に交通費とお土産代ぐらいは出るのではないでしょうか。

最も配当利回りの高いJTでは、80万円(400株)を購入することで、税引き後の配当金約49,000円を手にすることができます。これだと宿泊代も出るかもしれませんね。

もちろんこれらの銘柄にも、業績悪化、減配、株価下落といったリスクは当然あります。なので近い将来に使う可能性のある資金は投入しないでください。あくまでも「余裕資金」を運用してください。

このあたりの心構えについては、こちらの記事に書きました。これは本当に重要な内容です。

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