
あー、去年は虫歯をやらかして、えらいカネかかってもうたなあ。。。

僕もコレステロール高いのが「遺伝体質」って診断され、年に4回の通院と毎日の薬代がかかるようになった。子供の医療費は公的補助でゼロだというのに(それは本当にありがたい。。。)、医療費がかかるなあ。

そこで!!ちゃーんとその領収書を保管しといたので、医療費控除ってやつ、よろしく!!なんぼか戻ってくるんやろ?

はい、社会人17年目にして初めて医療費控除の確定申告をやってみました。
というわけで、医療費控除をまだやったことがないという人のご参考に、確定申告の際にどんな作業や情報が必要で、どれぐらいの手間がかかって、などということをまとめてみたいと思います。
医療費の支出が10万円を超える場合はぜひ申告してみてください。
医療費控除が適用される条件
国税庁のサイトにも下記のような記載がありますが、一読しただけだとややわかりにくいです。ざっくり言うと、「保険でカバーされた分を除いた医療費の金額が10万円以上ある場合は、その10万円を超えた分については最高200万円までは控除の対象になります」という感じです。
医療費控除の金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
(実際に支払った医療費の合計額-(1)の金額)-(2)の金額
(1) 保険金などで補てんされる金額
(例) 生命保険契約などで支給される入院費給付金や健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金など
(注) 保険金などで補てんされる金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。
(2) 10万円
(注) その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額
医療費の定義
次に何が医療費として認められるか、という点です。同じく国税庁のこちらのページに記載されています。
一般的に医療費と認識できるものはたいてい含まれていると思います。含まれないものの代表例としては、次のようなものがあります。
・ビタミン剤などの病気の予防や健康増進のために用いられる医薬品の購入代金
・あんまやマッサージ指圧、鍼灸や整体に支払った費用で「疲れをいやしたり体調を整える」ようなもの
・家族や親類縁者へ支払った付添い料
・通院費のうちタクシー代、自家用車のガソリン代など(タクシー代は公共交通機関が使えない場合は可能)
「付添い料」なんて医療費とは考えもしなかったですけどね。でも家政婦さんに病人の付添いを頼んだ場合の対価は、医療費として認められるそうです。
医療費控除に必要な書類
私の経験から必要となった書類をここにリストアップします。一般のサラリーマンの場合です。
源泉徴収票:会社でもらえるものです。前年の数字が記載されたものが必要です。
レシート・領収書:控除を申告する医療費が記載されたものです。ただ現物を提出する必要はありません。
マイナンバーカード:コピーがいります。私はまだマイナンバーカードを入手していないのですが、その場合はマイナンバー通知カード+免許証などのセットでも代替できます。
医療費控除の明細書:国税庁のサイトから作成することができます。
確定申告書:同じく国税庁のサイトから作成することができます。
医療費控除の申請方法
かなりの部分は国税庁のサイト「確定申告書類等作成コーナー」で作成することができます。
ここで順を追って要求される数字やデータを入力することで、提出すべき書類が出来上がるので、それを出力して郵送で送る、というのが基本的な流れです。
この操作は基本的にはパソコンでしかできません。(Windows/Macはどちらもおおむね対応していますが、一部のOSバージョンは対応していません。
e-TAXという、すべてオンライン上で完結する申請方法もあるのですが、これをやるためにはICカードリーダライタ―とか、マイナンバーカード対応のスマートフォンのようなものが必要だそうで、断念しました。
「確定申告書類等作成コーナー」 のサイトの作成開始から順に質問に答える形で自分に該当するケースを選んでいきます。
主なプロセスとしてはこのようになります。
- 源泉徴収票に記載された情報の入力
- 医療費の明細の入力
- 住民税に関する事項の入力(扶養状況)
ちなみに、この方法でやる場合はログインIDやパスワードの設定は必要ありません。また、 上記のプロセスが終わった時点で「一時保存」をすることができます。したがってここまでできれば入力データを保存し、次にまたそのデータを読み込むことで途中から作成を再開することができます。
1.源泉徴収票
用意した源泉徴収票に従って数字を入力していきます。

2.医療費明細
次に、医療費の明細を入力する画面が出てきます。ここでは入力方法が何種類かありますが、サイトで提供されているフォームを使って「 医療費の領収書から入力して、明細書を作成する 」を選択するとします。
⇓この画面の空欄に情報を記入していくと、最後に所定のフォームに一覧表が出力できるようになります。

3.住民税に関する情報
扶養の状況を入力します。
提出
このあと、提出する税務署や住所などの個人情報、還付金の入金銀行口座などを記入して、確定申告書を出力をします。このプロセスでやると、すでに必要な情報が入力された状態で確定申告書を出力することができます。
この確定申告書に、同時に提出するべきマイナンバーカードのコピーなどをのり付けし、郵送で管轄の税務署あてに送ります。
提出先については、確定申告書の下のほうに提出先を記した住所が書かれているので、これを切り取って貼りければ確実です。
医療費控除で還付される金額の目安
所得によって課税率は様々ですが、仮に所得税率が20%の人の場合だとこのような額が目安になります。

医療費の合計が150,000円だとしたら、約10,000円、20万円だとしたら、約20,000円という感じですね。
まとめ

でうちはどうやった、どうやった???

君の歯の高級詰め物が効いて医療費は163,280円。戻ってきたのは12,820円だったね。申請してから1か月もしないうちに振り込まれたよ。

ほほー、ええこと聞いた。

いや、手を出しても何も出てこないよ。お小遣いをもらったわけじゃなくて、払いすぎた税金が戻ってきただけだから。

えー、そんなこと言わんとー。

これで株を買うっていうなら使ってもいいよ。株を買うのは消費じゃなくて投資だから。LINE証券なら10,000円でも株が買えるよ。

また始まったで、あんたの株式投資勧誘グセ。。。
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