証券会社に口座を開設するときに、とっかかりとして一番面倒に感じるのは「口座開設手続き」かもしれません。そのハードルを大きく下げたのがLINE証券の「オンラインで口座開設が完了」という新方式です。ウェブサイトやラインの画面でもこのようにうたっています。

では実際にどのようなプロセスで完了するのかを紹介してみましょう。
口座開設できる人は?
これを読んでいる人は、ほとんどの人が当てはまると思いますが、一応資格というのがあります。
- 日本国籍を持っていること
- 20歳以上70歳以下であること
- 外国の重要な公的地位(外国PEPs)ではないこと
準備する必要書類は?
スマホを前にして取り掛かる前に、いくつか用意しておくべき書類があります。これを手元に始めると、よりスムーズに行くでしょう。
- 免許証(現住所が記載されたもの)
- マイナンバー通知カード もしくはマイナンバー個人カード(現住所が記載されたもの)
- 自分の顔(自撮り用の手入れ)
マイナンバーカードは、写真入りのものでなくても、行政から通知された状態の「通知カード」でもOKです。ただ免許証もマイナンバーカードも、現住所と同じ住所が記載されている必要があります。引っ越しした場合は現住所が裏面に記載されている場合がありますが、そうなっていればOKです。
自分の顔というのは当然あると思いますが、本人確認のプロセスで自撮りをします。その時に気にする人は、髪形を整えたり、まっとうな服を着たり、化粧をしたり、したほうがいいかもしれません。
実際のプロセスは?
スマホの場合、ここをタップします。
すると口座開設のタブが出てくるので、それをまたタップするとLINEが立ち上がり口座開設画面に遷移します。「はじめる」をタップすると利用規約が出てきますので、同意「OK」とします。
パソコンの場合はスマホでQRコードを読み取ります。

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必要事項確認では、口座開設資格があることを確認します。「確定申告の方法」は初心者であれば特定口座を選んでおけばいいと思います。その後、性別と住所を入力し、確認します。この時入力する住所が、免許証やマイナンバーカードの住所と一致する必要があります。

運用損益について自分で確定申告をする必要がなく、株の譲渡益が発生した場合は個人が納税する代わりにLINE証券が源泉徴収して納税する口座。
特定口座のデメリット(本来払わなくてもいい税金を払ってしまう)もゼロではありませんが、確定申告の手間を考えると、特定口座にしておくのが順当だと考えます。またどうしても税金を取り戻したい場合は、特定口座でも確定申告を行えば払った税金は戻ってきます。
特定口座・一般口座の違いやメリット・デメリットについては別の記事で解説したので、ご参照ください。
(改修中)
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電話番号を入れるとその番号に認証番号を記したSMSが届きます。その番号を入力すると、本人確認書類を登録する画面に移ります。そこでまず12桁のマイナンバーを入力します。
本人確認書類としては、このほかに
・マイナンバー記載の住民票の写し
・健康保険証
が受付可能となっています。
パスポートは本人確認書類としてはLINE証券では使えないようです。

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次にマイナンバーカードを撮影してアップロードする画面に移るので、この枠内に必要情報が入るようにして、マイナンバーカードの表と裏を撮影します。次に本人確認として顔写真の撮影があります。ここからはLNE証券とは別会社のシステムに移ります。撮影するのは免許証の表裏及び自分の顔(自撮り)です。

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本人確認書類を選択して注意事項を読みます。次に進むと青い枠が出てくるので、そこに合わせて免許証を撮影します。強い光が反射すると読み取れないので、影を作ったり、強い照明のないところで撮影するといいです。下の画面遷移にはありませんが、免許証は斜めにして厚みがあること、つまり偽物ではないことを証明する画像を撮影するプロセスもあります。

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次に顔写真を撮影します。当然ですが、帽子やマスクは外します。正面の写真を撮ったら次に首振りをして違う角度からの顔を認識させます。これで外部サイトの顔認証プロセスは終了です。LINEに戻ります。

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これで終了です。通常は4営業日後に口座開設官僚のお知らせがLINEに届きます。

実際にかかる時間は?
私の場合は、LINE証券の画面から口座開設手続きを始めて約15分で申し込みの作業が終了しました。これは破格のスピードです。通常はオンライン証券でも、まずオンラインで口座開設資料というのを請求する必要があります。それに数日かかり、また書類を記入して返送するのに数日かかり、ということをやるので、この「15分」というのは驚異のスピードです。
さらに、口座開設は実際には4営業日を待つことなく、翌日に口座開設通知が届きました。これも破格のスピードと言えるでしょう。
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