では、株の初心者に断然おすすめのLINE証券の特徴やメリットなど細かい点を見てみましょう。
LINE証券の特徴は?
LINE証券はおなじみのチャットアプリLINEが野村ホールディングスとともに設立したモバイル専業のオンライン証券会社です。LINEをベースにしたモバイル専用の使いやすさと、小額から可能な株式投資が大きなメリットです。
口座開設がスマホで簡単にできる
スマホで必要な情報を入力するというところは、ほかの証券会社でも同じなのですが、LINE証券の場合は必要書類を郵送する必要がなく、本人確認書類をスマホで撮影するだけで必要手続きが完結します。(最終的には、簡易書留はがきの受け取りは必要になります。)
手軽に始めるという意味ではこれに勝る証券会社は今のところありません。
小額から購入できる
LINE証券も「単元未満株」を利用した小額からの株式投資が可能です。LINE証券では「日本の有名な会社300社と、一口単位で買える国内ETF15銘柄」を1株単位で購入することができることになっています。
単元未満株については、こちらにも書きました。
単元未満株ってなに?配当や株主優待はもらえる?扱っているのはあの証券会社。
取引手数料は無料(でも取引コストはかかる)
LINE証券の「単元未満株取引」は一回ごとの取引に関する手数料は常に無料です。また月額で固定的にかかる手数料もありません。ということは本当に完全無料?とも思えますが、手数料とは別の「取引コスト」というものがかかります。

つまりこの分だけ高い価格で購入するということになるので、完全に無料というわけではありません。
ここで注意するべきことは、17:00-21:00の夜間取引では、取引コストが昼間の10倍に跳ね上がることです。金額が大きくなればなるほど、ほかの証券会社と比較して高い手数料相当の取引コストを支払うことになります。例えば100万円の取引をこの夜間に行うと、取引コストは5,000円になります。同じ金額をSBI証券で取引しても、手数料は535円なので、約10倍の差がつくことになります。この点については十分に注意が必要です。
ここまでは単元未満株の取引コストの話でしたが、2020年5月10日からは現物株の扱いが始まりました。そして「現物株については買付手数料は無料、売却時のみ手数料」という方式が導入されまています。LINE証券のウェブサイトでは競合他社の名前を具体的に挙げて、その優位性をアピールしています。
どの金額帯においてもSBI証券、楽天証券より安いことがわかります。
これは現物株、つまり(たいてい)100株単位の株式の購入ということになるので、数百円や数千円で買える、という単元未満株の少額取引には適用されません。
LINEとの連携がスムーズ
LINE証券はLINEアプリの「ウォレット」から立ち上げることができるので、新たなログインも、アプリのインストールも必要ありません。日本に8,000万人以上いるというLINEユーザーにとっては非常に入りやすいサービスと言えます。
LINEが運営するLINEポイントやLINE pay残高を投資に使うことも可能です。小額での投資も可能なので、まずは現在たまっているLINEポイントから株式投資を始めてみるというのも、心理的なハードルが高くなくていいと思います。
デメリット?
手数料(取引コスト)体系が複雑で、他の証券会社と一律で比較しにくく、取引の仕方(金額、時間など)によっては大きく不利になるケースがあります。
NISAやiDeCoといった資産運用に関する優遇税制の恩恵を受けられない点も、もったいない気がします。LINEを使った小額からの株式投資という意味で初心者には最適なのですが、その初心者が株を始めるきっかけとなることが多いNISAやiDeCoに対応していないのはやや残念です。
またIPOや信用取引などの取り扱いも(2020年5月現在では)なく、運用の幅を広げたいと思っている人には将来的には物足りなくなるかもしれません。
iDeCoってなんだっけ?という人はこちらをご参照ください。
LINE証券はこんな人におすすめ
モバイル専業としてSBIネオモバイル証券と類似する特徴を備えているLINE証券ですが、LINEというメジャーアプリを通じて口座開設から資産運用ができるというのは強みですね。こんな人にはお勧めだと思います。
- 小額から株の取引を始めてみたい株式投資初心者
- LINEポイントやLINE payを日常的に使っている人
- とにかく口座開設の手間を最小限にしたい人
- スマホで手軽に株式投資をやってみたい人
LINE証券の口座開設は?
LINE証券に口座を開設したい場合は、こちらから口座開設手続きができます。
⇓ ⇓ ⇓
LINE証券の口座開設手順については、こちらの記事をご参照ください。
コメント