単元未満株ってなに?配当や株主優待はもらえる?扱っているのはあの証券会社。

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単元未満株式とは、銘柄ごとに決められている最低売買単位の株数に満たない株式のことをいいます。 通常の取引所での株の購入単位はたいてい100株(もしくは1,000株)なので、株価が1,000円の株を購入するためには10万円(もしくは100万円)の資金が必要です。単元未満株というのはこの最低単位にかかわらず1株単位で取引ができる株で、S株とも呼ばれます。

単元未満株のメリットは?

つまり通常なら購入するのにまとまった資金が必要な株でも、単元未満株だと小額から購入できます。例えばYahooを傘下に持つZホールディングスの株価は直近では435円です。最低売買単位が100株なので普通に買おうと思うと43,500円が必要なのですが、単元未満株だと1株=435円で購入できます。

43,500円ぐらいならいいかもしれません。世界的な優良企業のトヨタ自動車は株価が6,249円です。最低売買単位の100株を購入するには、624,900円が必要になります。これが単元未満株では6,249円で購入できます。60万円を一挙に投資するのは抵抗があるという人もいるかと思いますが、これだとだいぶハードルが下がりますね。

小額で購入できることのメリットは、個別銘柄当たりのリスクを最小化できるということのほかに、広く分散投資ができるということがあります。100万円持っている人が100株単位で銘柄を購入していくと、だいたい数銘柄から多くても15とか20銘柄ぐらいまでしか分散できません。小額の投資ができれば100銘柄でも余裕で分散できます。

分散すればその中には成長する銘柄、増配する銘柄、急騰する銘柄が含まれる可能性が高くなり、全体としてのリスク最小化につながります。

単元未満株はどこで買えるの?

この「小額投資」を売りにしている証券会社は、

SBIネオモバイル証券 ⇓ ⇓ ⇓

SBIネオモバイル証券 口座開設

と、LINE証券 ⇓ ⇓ ⇓

LINE証券

です。

またオンライン最大手SBI証券でも単元未満株の取り扱いがあります。

単元未満株でも配当はもらえる?

配当ももらえます。ただし株の持ち分に応じて、ということなので普通株よりは小額になります。

例えば株価3,000円、配当金が一株当たり年間90円(利回り3%)の株で、単元未満株の1株を3,000円で購入した場合、もらえる配当金は90円です。取引所での最低単位100株を購入すると、投資資金は30万円で配当金は9,000円です。

それぞれこの配当金から約20%の税金が引かれたものがあなたの取り分になります。

単元未満株でも株主優待はもらえる?

残念ながらほとんどの場合で株主優待はもらえません。

そんななかでも、株主優待の一部がもらえたり、単元未満株でも持っているとお得な銘柄があります。そんな銘柄をまとめてくれている素晴らしいサイトがありますので、こちらをご参照ください。

単元未満株(端株)でもらえる株主優待一覧
株主優待の多くは1単元以上の株数を持つことでもらえます。しかし、1単元以下の「単元未満株」でももらえるお得な優待も存在します。このページはそんな「単元未満株(端株)でもらえる株主優待一覧」を紹介します。

自社商品の割引価格やカレンダーとかが多いようです。もし頻繁に利用する会社やサービスがあれば、数百円から数千円の投資でお得な優待を得られるケースがあるので、見てみると面白いでしょう。ここに記載されている銘柄は、1株単位の保有でも株主優待の権利がある、というだけで、100株単位の株主優待と内容は同じではないので、その点にご注意ください。

単元未満株の注意点は?

株主優待が受け取れない場合が多いことについては、上に書きました。敢えてもう一つ言えば、単元未満株主には、議決権がありません。

株主総会で会社の重要事項を決定する際、総会に参加しない人でも通常オンラインや郵送で賛否への投票に参加できますが、単元未満株保有者にはこの権利がありません。私も郵送で議決権を行使することはありますが、一般の個人株主の影響力は微々たるものなので、それほど気にする必要はないと思います。

ミニ株との違いは?

小額投資を可能にする方法として「ミニ株」というものがあります。ミニ株は通常の売買単位の10分の1位の単位で株の売買ができる方法です。10分の1なので単元未満株(1株)よりは大きな金額ですが、上のトヨタ自動車の例でいうと、62,490円で投資ができます。

ミニ株も持ち分に応じた配当がもらえます。一方で株主優待はもらえません。

まとめ

株の初心者だと、いきなり何十万円の銘柄を購入することにはためらいがあるかもしれません。そういう場合にはこの単元未満株は投資を始めるきっかけとしてはハードルの低い方法ですね。小額ですが配当金ももらえます。仮にその企業が倒産したとしても1株単位だとたいてい数百円から数千円の損失で済みます。この方法で資産運用の経験を積んでからより大きな金額の投資へと進んだり、様々な銘柄に広く分散投資を進めたりと、次の道が見えてくるのではないかと思います。

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