
はー、毎日食事を作るのはほんまに飽きてきたで。外食したらカネがかかるしなあ。ちょっと、あんたの株で何とかならへんの?

外食は自社の割引券ていう株主優待を出しているところが多いから、まあ調べてみてもいいかも。
子育て家庭にとっては、雰囲気の点からもコストパフォーマンスの点からも、「ファミレス」というのはありがたい存在ですね。どのファミレスを利用するかは、立地条件やメニューによるところが大きいですが、予算も大きなポイントでしょう。上場されているファミレスチェーンの中には株主優待を提供する企業も多いので、うまく利用できれば家計の助けとなります。また自分が気に入っているレストランであれば、それは消費者から支持される理由を備えている証拠ですから、今後成長していく可能性も秘めています。そういう意味で、利用者として株主になる価値は高いと言えるでしょう。
今日は下記の主力レストランを保有する4銘柄を比較してみました。
- ロイヤルホスト=ロイヤルホールディングス
- サイゼリヤ
- ガスト=すかいらーく
- 丸亀製麺=トリドールホールディングス
財務分析

成長性は?
特徴的なのはトリドールの成長率。積極投資積極拡大の姿勢が見て取れますね。もちろんその裏にあるリスクも忘れてはいけません。昨今の傾向として「外食から内食」、「ファミリー層から独居世帯」という流れは明らかで、ファミレス産業全体に追い風が吹いているとは思えません。そのなかで丸亀製麺を擁するトリドールの業態はそれ以外の3社と比べて独特で、月1回の外食ではなく普段から利用できる価格帯やメニューを備えているといった特徴がありますね。この方向性がさらに支持され拡大できるかどうかが重要なポイントになると思います。
【銘柄分析】年間6,000円相当の優待券!!丸亀製麺のトリドールホールディングスは購入してもよい?
トリドール以外の3社も、逆風の中3期前と比較して売上高を伸ばしています。中でもサイゼリヤは利益増を伴った売上の増加なので、この中では最も健全といっていいと思います。
配当は?
配当で目を引く銘柄はありませんでした。敢えて言えば1.59%のロイヤルホールディングスですが、配当を目的に購入する銘柄はないでしょう。この後に述べる株主優待を含めた配当で判断をするのが妥当だと考えられます。
株主優待は?
いずれの会社も自社レストランで使用可能な株主優待券を提供しています。

明暗がはっきり分かれ、株主優待利回りが高いのはすかいらーくとトリドールであることがわかります。ガストや丸亀製麺を頻繁に利用したいユーザーにとっては、この株主優待は魅力的だ。すかいらーくでは1,000株(約170万円)投じれば年間で69,000円もの株主優待が得られるという驚きの優待額と言っていい。
一方でロイヤルホスト、サイゼリヤの株主優待はおまけ程度でしょう。ないよりはもちろんいいのですが、これを目的に株を買うべきかというと、やや疑問符が付きます。
財務体質は?
サイゼリヤの健全性が際立っていますね。自己資本比率、そのなかの利益剰余金率、有利子負債額などは他の3社を寄せ付けない健全さです。次いでロイヤルホストがそこそこの自己資本比率と有利子負債の少なさで続いています。
結論
個人的にはロイヤルホストが好きでよく利用するのですが、この比較の中では成長性、優待、財務などで特に際立った特徴がなく、残念な結果でした。
外食銘柄を保有するときに最大の誘因になるのはやはり株主優待で、その点からすると今回はやはりすかいらーくかトリドールが魅力的に思えます。ただどちらも現状では割安とは言えず、予想PERもまだコロナウイルス影響を織り込んでいないので、今の株価が十分に安いという印象はありません。
購入するとしたら予想利益にコロナ影響が十分に織り込まれ、それに株価が反応した後に割安度を見極めてからにしたほうがいいのではないかと思います。
これから株をやってみようと興味をお持ちの方
株主優待やNISAなど資産運用をお考えの方は、SBI証券をおすすめします。
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